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2009年12月21日 (月)

KENWOODのR-SA7のラジオ部の修理

 修理シリーズ?も第二段になりますが、今回はKENWOODのR-SA7という
コンポのアンプとラジオ部。CD部は別筐体でありましたが、既に壊れてしま
いました。ところでこの機種に内臓のラジオはAMステレオ対応で、最近まで
ラジオとアンプとして使っていました。しかしこっちに戻ってきてSW入れたら
AMラジオ部がヒューという雑音だけで鳴らなくなってしまっていました。

 AMステレオ対応な製品は今後あまり出ることも無いでしょうから、直して
見る事にしました。

Rsa7
修理後のR-SA7

 結論からいうと、今回もまたもや電解コンデンサの劣化が原因でした。
こう考えると、この種のメカ部が無いような電気製品の寿命は電解コンデン
サが握っているような気がします。実際常時動作させるようなプロ用の機
械は電解コンデンサを定期的に交換することもあるようですから。

 直接の原因は、AMステレオデコーダICの外付けコンデンサが容量抜け
で必要な容量が得られず動作が不安定になっていました。容量抜けは全
体に及んでいるようですが、熱負荷が大きい所や耐圧に対する余裕が小
さい部品が顕著のようでした。Cメータがあれば容量がわかるのですが、
10uF以上だとテスタの導通確認モードでもある程度わかります。
ビープ音の長さがコンデンサへの充電時間であり容量に比例するからです。
不良のは正常品と比べ鳴る時間が異常に短いです。
 本当は全部交換するのがいいのですが、めんどくさいし部品も無いので
最小限影響が大きそうな部分だけ交換しました。
そこまで根性入れて直すほどの高級機種でもないですし。
 この様子だとアンプ部もかなり怪しいのですが、そっちは問題が出たら見
る事にします。

 交換後は、ノイズやステレオロックのかかり具合やステレオセパレーション
がよくなったようです。
使用されているAMステレオデコーダIC、モトローラのMC13028Aにはセパレー
ションに影響する部分に47uFの容量が必要で、普通は電解コンデンサしか使
えません。データシートではこの部品はリーク電流が小さい部品を使うようわざ
わざ指定しています。今回このコンデンサも不良で鳴るけどステレオにならな
い現象もおきていました。
#こちらは結構前から起こっていた

 デカップリング用のコンデンサも容量が抜けてたんで、交換したことにより、
低域のノイズや安定性も向上した気がします。

Rsa7omote Rsa7ura
ラジオ部の基板 安いベーク基板で熱で変色も(コンデンサ交換後)

Photo
交換した部品 3割位不良っぽい

コンポだけあって、ラジオの音質もそれなりに良いです。
録音端子もあるんで、録音用は結局このマシンに落ち着きそうです。

 ところで、このマシンスピーカの保護リレーも接触不良です。一度外して、接
点洗浄しましたが、すぐ駄目になるので交換しかないです。こちらはこの機種
によくある不具合のようです。まあ気が向いたら直そうかな。

 その後、あまり使ってなかったFMも聞いてみるとこっちも歪が多く不安定。
こちらも、前回交換しなかった電解コンデンサが原因(FM-MPX回路のPLLの
LPF回路の電解コンの容量抜け)で、結局ほとんどのラジオ部の電解コンデン
サを交換する結果になりました。交換後はFMも音質がよくなりました。
しかし、15年落ちとはいえ、かなりの部分の電解コンデンサが劣化しておりまし
た。こんなもんなのかなあ。
 ところで、この製品開けてみるとわかりますが、高級機種でもない中、メンテ
性が結構いいです。ラジオ部やアンプ部が簡単に外せます。欲を言えばラジオ
へのコネクタをもう少し良くして欲しかったけど。

 

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