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2010年1月15日 (金)

真空管ラジオ

 実家には真空管ラジオが1台あります。たしか30年ほど昔に、祖父が粗大
ゴミ置き場から拾って来たものだったと思います。機種はナショナルのBX-115
という機種。中波用5球スーパーラジオです。ググるとヤフオクにまれに出品さ
れている様子。昭和20年代後半の代物らしい。

 高校の頃だったか、すでにかなり劣化していたペーパコンデンサと電解コン
デンサは交換した記憶があります。ただブロックコンデンサをはずしてしまった
んで、今思えば使わなくても外観用に残しておけばよかったと思っています。

 Vt1

 後ろから眺めた様子。コンデンサを交換したおかげか今でも良く鳴ります。
スピーカも大きく、優しい音質で聞きやすいです。断線しやすいという出力トラン
スも今のところ正常のようです。
 今は父親が使っています。NHK専用と言ってましたが。バリオームがガリオー
ムになり、ボリューム回すと雑音が酷いので、先週秋葉原で交換用の部品を
買って来ました。今週通院日で新潟に戻ったので持ってきたのですが、早速
交換して正常になったようです。(父が交換)

 Vt2

 ケースの裏板の内側には回路図が張ってあります。書籍等見ると当時の標準
的な回路のようです。そういえば、TVも昭和50年代くらいまでは、TVの裏側には
回路図が袋に入れて付いているのが普通だったような。年一回各社の回路図
をまとめた回路図集も普通に発売されていたし、今よりおおらかでした。
(まあ一般人が見るもんじゃないですが)大学の図書館にあって良く見に行った
もんです。
 今では、修理サービスの人が使う「サービスマニュアル」に回路図がありますが、
かなり入手難で、サービス以外の人が殆ど見ることはできません。まあ見てもLSI
ばかりであまり面白くもないでしょうが。

 さて、こんな真空管ラジオですが、父が作りたいと言うのでキットを発注しました。
部品が殆ど生産されていないので、大手が当時のラジオと近い形でキットとして
出すことはあまり無いですが、小さな家内メーカや秋葉原電気街の店なんかが、
今でも部品を集めてキットとして売っています。
 地方ではなかなか1個1個部品を集めるのは大変なので多少割高でも助かりま
す。昔と違い、「聞く」より「組み立てる」のが目的です。100円ラジオのある世の中
中波専用でうん万円なんてばからしいと思ったら、買えませんね。

 通販で入手できるもので、ハムズオフィスのが良さげなのでそれにしました。
TS-5mt2、上級者向けです。
ちょっと高めですが、まあしょうがないでしょう。注文して10日ほどで送られて来ま
した。ケースやコイルキットは本当に手作りです。ケース加工も工作機械ではなく
ドリルやハンドニブラ等で作ったものの様子。ケース加工はしたことありますがこ
の穴数だと大変だと思います。受注生産?なので10日ほどかかるのでしょうね。
まあ数が出れば加工屋にに依頼するんでしょうが。これはこれで味があるかな。

 ただ部品チェックすると、抵抗が270kΩのところ270Ωが入ってました。使用部品
をなるべく古い未使用品を使うのにこだわっているらしく、抵抗(ソリッド)もかなり
古げなものが入っているのですが、カラーコードの色が退色して見難く、黄色と茶色
が見分けつかなくなっていて間違えたようです。これそのまま使用してたら真空管
を壊した可能性があり、この手のキットは「受け入れ検査」も重要なのを再認識。
 一応販売店経由でメーカに確認中。まあ数十円の部品、手持ちの抵抗使っても
いいのですが、これはどう考えても売り手のミスですし。

Vt

 届いた部品です。父が時間をかけてこれから組み立てるそうです。一応実体配線
図もついています。回路図だけから組み立てることからすればかなり楽でしょう。
 コイルもコイルキットになってますし。
 ちなみに、この手のものの組み立て経験の無い人は止めたほうがいいです。
まあそんな方がお金出してまで買おうとは思わないと思いますが。
当然電気の知識も必要です。プラモデルのように説明書通り組み立てれば最低限
出来るものでもありませんので。

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 その後、一週間程で完成したと連絡がありました。代替の部品も連絡後すぐ送ら
れてきたそうです。その時なんかドライバも同梱されてたらしいです。
 中波は鳴っているようですが、短波は感度悪いというか、適当な強電界の基準局
が無くジェネレータなしでは調整できないみたいです。まあ中波が聴ければ良いの
で問題ないみたいですが。今度戻ったときにどんな状態か見て来ようと思います。

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