« 2010年1月31日 - 2010年2月6日 | トップページ | 2010年2月14日 - 2010年2月20日 »

2010年2月7日 - 2010年2月13日

2010年2月12日 (金)

NW-A846のFMラジオ

 最近、APPLEやSONYの携帯プレーヤにFMラジオが搭載されています。
最近購入したNW-A846にも搭載されていますが、結構感度も良く、よく聞こ
えます。どんな回路が使われているのか興味のあるところですが、たまたま
買ったのと同じ機種の内部を見る機会がありました。
 使われているラジオは非常に小型で実装面積10mmあるかないか程度に
なっていて、いわゆるシリコンチューナというものが使われています。
同じメーカ製かは知りませんが、最近出ているUSBのラジオにも使われてい
るものだと思います。

A846
 これはNW-A846の基板画像ですが赤枠の中がチューナICのようです。非常
に小型で殆ど外付け部品がありません。横のコネクタはヘッドホン端子に繋が
りますが、ヘッドホンのケーブルをアンテナにしているので、すぐ近くにあるん
だと思います。ちなみに、この基板本体の1/3位しかありません。あとはディス
プレイと電池が入っています。メモリはこの裏側にあって、面積のかなりの部分
を占めています。

 ラジオ機能についてはWEBにも殆ど情報がありませんが、どうもシリコン・ラ
ボラトリーズ社製のFMラジオチューナが使われているみたいです。
 判断理由はICの捺印がHPで一部公開している、同じシリーズのICの捺印仕
様に合致するみたいだからです。 (データシートに書いてある。)

シリコンラボ社HP

 一部公開されているデータシートをみると数ミリのチップにラジオの全ての機能
が入っているようです。普通のラジオと違うのはフィルタを集積化するためだと思
いますが、IF周波数をかなり低くしているみたいです。しかし、この大きさで普通に
FMステレオラジオが作れるのはすごいです。(制御はマイコンから行う)
 外つけ部品は殆ど無く、クロックとマイコンから制御信号を与えて、アンテナ端子
に電波入れれば、アナログまたはデジタルのままの音声信号が得られるようです。

 ICのラインナップにはAMラジオが入っているのもありますが、今のところFMし
か無いのは、購入層がAMはあまり聞かないんじゃないかと思われているのも
あるかもしれませんが、AMは周波数が低いため内部ノイズでまともに受信でき
ないからじゃないかと思います。普通のコンピュータにAMラジオ近づけてもノイズ
だらけになりますから、同じ筐体に入れるには余程コストかけてシールドしないと
使い物にならないでしょうね。

 ちなみに、第五世代Ipod nanoのFMラジオも同じメーカ製みたいです。分解写真
みると、似た捺印のICが見て取れます。(品番はSONYとは違うようです。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 9日 (火)

使い古した電池を使って、白色LEDを超簡単な回路で点けてみる

 最近照明でも話題の白色発光ダイオード(LED)ですが、実は1.5V電池一個
そのままでは発光しません。何故かというと、電流が流れ始める電圧が1.5V
よりかなり高いのです。(これをVF(順方向降下電圧)といいます。)
 このVFはずべてのダイオードにあって、普通のシリコンダイオードで0.65V位
赤色のLEDで2V強になります。赤色LEDは1.5V程度でも少し電流が流れるので
暗いながら光ります。しかし、青色LEDやそれから派生した白色LEDはこのVF
が3.5V程度と高いため、1.5V程度では全然光りません。

 これを電池一個の1.5V以下でも光らせるためには電圧を上げる回路が必要
になります。これを昇圧回路といいます。この回路には色々考えられますが、
基本的に発振回路とスイッチング回路と、リアクタは必要になります。
真面目に設計するとICを使った結構な回路になってしまいます。しかしこれをIC
を使わずにLEDも入れてたった4つの部品で実現できるそうな。使うのはトランジ
スタ1個、抵抗1個、自作トランス1個と白色LED。バラックなら巻線入れても数分
で出来上がります。

元ネタのページです。イギリスのサイトのようです。
http://www.emanator.demon.co.uk/bigclive/joule.htm

Circuitd

 いや、なんか結構こうゆうの私好きですね。これだけでブロッキング発振して
発振、昇圧を同時に行えます。実際は高速でLEDは点滅しているのですが、
50kHz程度の周波数で動作するので、連続して光っているように見えます。

 肝は、トランスですがインダクタンスが数十uH以上あって、結合がよければ
なんでもよさげです。あえて1:1の巻数比なので、ツイストペア線(要は2本撚り
線)をぐりぐり巻きます。この巻き方は結合が良くなるのでいいです。
 トランジスタは0.5A程度コレクタ電流が流せれば何でもいいみたい。日本製
だと2SC1213とか2SC2120などでよさげ。メジャーな2SC1815は少しパワー的
に不安かな。今回手持ちの2SC1213で実験しました。
トロイダルコアはなんか部品入れに転がっていたやつを使いました。もしかし
たらノイズフィルタ用で本来用途的に向かないものかも。
(ノイズ用はわざと高ロスになっている)まあこれは実験なんでこのまま使い
ます。

 その辺の細めの普通のワイヤーでまけるだけの8Ts巻線して、作りたての
LCメータで測定すると、145uH位ありました。あとバラックで適当に配線して電
池を繋ぐとあっさり点灯しました。コア断面積余裕で磁束を使ってないためか
あまりコアロスの影響はないみたいです。

4partswled2

 この回路、保護回路も何もないので、あまり元気な電池だとちょっと不安が
あります。使い古して、電圧が1.2V以下になっているほうがいいかもしれま
せん。それでも画像程度に明るく光ります。非常用にもいいし電池を最後まで
使えてエコにもなるかな。
 次いで遊びで転がっていたバーアンテナのコアでトランスを作ってみました。
棒に巻くと普通結合が悪くなるのですが、平行に二本まいたので結合はいい
です。実測で0.997位はあるようです。これを先ほどのトランスの代わりに繋い
でみました。結果やはり普通に光ります。

4partswled3

 開磁路なので、巻数はさっきよりかなり多いですが、インダクタンスは73uH
位になっています。磁束は外部に駄々漏れ状態です。

 この状態でAMラジオに近づけると盛大に高調波の不要輻射が混信します。
まあラジオの受信アンテナに使っているんで逆もしかりということです。ただ影
響する距離はせいぜい数十センチ位です。高調波でこんな感じなんで動作周
波数の60kHz付近では結構強力かも。多分電波時計が近くにあると混信し
て動作しないと思います。(ちなみにトロイダルは殆ど磁束が漏れないのでト
ロイダルのほうがやはりいいですね。)

追記
 普通に売られている、ノイズ防止用のクランプフィルタで作ってみた。
手持ちのクランプフィルタなんで無駄にデカイが。小さいやつでも大丈夫でしょう。
ツイストペア線を6回穴に通しています。インダクタンス約50uH/1kHz 発振周波数
約48kHz。今回のトランジスタには東芝の2SC2120-Yを使用。

W_led

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 8日 (月)

退院して1年になるな

 去年の今頃退院してから丁度1年が経過しましたんで、記念カキコです。
 あまり病気の事はこのブログには書かないようにしていたのですが、節目な
んでたまには書きたいと思います。

 思えば3ヶ月強入院していたことになります。普通なら数週間で退院できると
ころが合併症のせいでかなり延びてしまいました。腸の縫合部に穴が開いて
しまい、自然に閉じるの絶食しながらをひたすら待っていた感じです。
 退院後も膿みぬきのドレーンがしばらく入っていたので、ドレーン付き生活
は4ヶ月位に及びました。
 まあ、何がつらかったかといえば、絶食をはじめとしたストレスが続いたこと
が原因だと思いますが自律神経が完全に狂ってしまい、不眠や口内炎、吐き
気etc、入れ替わりでよくわからないわからない、医者も?な症状が続き参りま
した。多分本来の病気とあまり関係の無い症状だったと思います。
 感染症で熱が出ることがありましたが...。熱の出方も風邪とは違って異常に
寒気がして、熱はあるけど氷枕すると寒くてたまらない気分の悪い熱でした。
まさか自分が感染すると思わなかった、MRSAにも感染したし、そのときは強力
な抗生物質を2週間くらい点滴したこともありました。まあおかげでなんとか乗
り切りました。
#ちなみに自律神経の狂いじゃないか?というのは自分の判断で医師の判断
ではありません。外科の先生はよくわからないみたいで。

 一番つらかったのは去年の年末年始で、なんか喉が異常に敏感になって、
吐き気が酷くて参りました。これも本来の病気とはあんまり関係ないみたいで、
やっぱストレスのせいだったみたい。
 まあストレスには弱いとはおもってましたが、これほど弱かったとはって感じ
でした。やっと、腸の穴がふさがったのが、1月中旬で、食事が再開されると、
それまでの不快な症状はうそのように改善していきました。
 人間やはり点滴だけで生きていくようには出来てないんだな。一度経腸栄養
をチューブで入れようとしましたが、苦しすぎて断念しました。常にチューブ
が鼻から入るのですが、嘔吐反射がきつくて...。
 早期に腸から栄養入れられたらもう少し早くふさがったかもですが、こればか
りは仕方ないですね。

 退院後、さすがに3ヶ月も入院していると体力の低下ははげしく、暫くはフラフラ
していましたが、段々と回復して、今はほぼ入院前と同程度に普通に生活できる
までになっています。やはり時間が解決してくれるようです。食事も体が序々に適
応してきているのがわかります。

 あとは、再発しないことを祈るばかりです。
 最初の病態から統計的にどのくらいの割合で再発するか出ていますが、結局
は最後は運命みたいなものなんじゃないかなと思っています。
 StageIVでも何年も再発せずに生きている人もいれば、StageIだったのに、すぐ
再発してしまう人もいるわけで,,,。どっちになるか誰にもわかりません。
 できるのは、再発を誘発しそうなことを避ける位で、体を冷やさないようにする
とかストレスを貯めないようにするとか、免疫力が低下しそうなことは避けるように
しています。最近10%延命率に効果があることがわかった、再発防止のTS-1は
飲んでいます。

 ほかの病気は前兆がけっこう早期にありますが、癌だけは本当に相当悪くな
るまで無症状なので、厄介です。年一回は人間ドックはしたほうが良いと思いま
す。私の場合か会社の定期検査で見つかりましたが、残念ながら早期ではなく
ぎりぎり間に合った感じです。

 両親・兄弟・親戚をはじめ色々な人に心配かけました。実家で静養中には、わざ
わざ大学の先生や遠方の友人、会社の人が訪ねてくれたり、部署の人が色紙
くれたりと、普段感じない人の繋がりを感じありがたかったです。
 両親は三ヶ月毎日見舞いに来てくれました。
 みんなに感謝感謝です。

 最近、体調も良くなってきて、良い意味でも悪い意味でも病気だったこと気に
しない機会が増えてきました。これ自体はメンタル面のストレスという点では+だと
思います。(再発を恐れビクビクして過ごしていたらそれだけで病気になりそ
う。)ただ、体調が悪い頃に感じていた人のありがたさも一緒に忘れないように
しないといけないなと、肝に銘じて生きていきたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 7日 (日)

LCメータキットを作る(完成)

LCメータキット、完成しました。

 組み立ても特に問題もなくスムーズに終了。元のキットからの変更点は、
発振回路まわりの100kΩと47kΩの抵抗を金属皮膜抵抗に変更、同じく発
振回路のケミコンをOSコンに変更。基準コンデンサをメタライズドポリエス
テルフィルムコンに、インダクタを少し大きめのRdcが小さいものに変更し
ました。これでどういう改善になるか比較してないので、半分気分の問題
な気もします。あと本家の回路にはあるコンパレータについているる2.2pF
の微小容量を追加しています。(この容量だとねじりコンでもよさげです。)
 ケースはタカチのSS-125のプラケースにしました。これだと内部の基板
とりつけのビス穴が合います。(短いタッピングネジが必要ですが)ケース
を閉じた状態での使用を諦め、ケースを開いて使用することにしました。
電池ケースは入らないので、006P用のホルダを外側にネジで取り付けま
した。
 シールドのために。基板の下に銅箔テープを貼り、GNDに落としていま
す。これでかなりボディエフェクトは少なくなったようです。

Lckit1

 動作は、キット付属のプログラム済みのアトメルのマイコンで問題無く動
作しました。結構色んな機能をつけて工夫しています。
キャリブレーションや0値補正もあり使いやすいです。そのうち精度の高い
LCRメータで測定した既知の素子をもってきてどのくらいかみてみたいと
思います。ただ共振周波数で測定しているので、比較には測定周波数を
考慮しないといけませんが。
#特にLは周波数特性が完全にフラットでないので。

 Cを自作することは少ないですが、Lはあるのでそういう場合の調整に便
利そうです。

Lckit2
Lを測定中

 秋月の位相検波法と比べると、若干違う値になりますが、測定周波数が
全然違うので単純比較できません。時間があればインピーダンスアナライ
ザで周波数特性カーブを取ったサンプルで比較してみたいものです。

--- 2010.2.8追記
 会社の休み時間にちょっと部署にあるAgilentのインピーダンスアナライザ
4294Aを借りて測定したマイラコンデンサの容量値との比較。4294Aの値は
LCメータの測定周波数付近の値で比較。
測定値を元に、少し基準容量の値を変更してあわせこんでみました。
Hikaku

無調整でこの値は十分でしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年1月31日 - 2010年2月6日 | トップページ | 2010年2月14日 - 2010年2月20日 »