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2011年11月6日 - 2011年11月12日

2011年11月12日 (土)

ストリナガイガーをiPhone/iPadに繋ぐ

 ストロベリーリナックスのガイガーカウンタですが、元々が学習用だったという
位置づけもあるのか、表示は総カウント数と累積移動平均のCPM表示で必ず
しも使いやすいとは言えません。またUSB接続も専用アプリがいまいち使いに
くい。そこで、iPhone/iPadで公開されているガイガーカウンタ用のアプリを使える
ようにしてみました。有名なものは海外製の「ガイガーポット」ですが、国産の、
PDセンサーを使ったポケットガイガー用の専用アプリである、ポケットガイガー
プロも流用して使えます。両方試した感じではポケットガイガープロのほうが良
さげな感じでした。

○本体側の改造
 iPhone/iPadの外部MIC入力に信号をいれて、波形の数をカウントしますの
で、信号を引き出す必要があります。引き出すポイントはいくつか考えられま
すが、今回は、LED点灯改造済みのLED信号から引き出しました。
 GM管は検出電圧が高いので、直接GM管のカソードから取り出すのも可能
だと思います。ただ、本体機能を現状と同等にしたかったので、見送りました。
 あとアプリにポケットガイガープロを使う場合、信号の極性の考慮が必要で
す。これがなければ、デフォルトの回路からでも引き出せるのですが...。本来
のセンサ部からの信号にあわせてアプリが設計されているのでこれは仕方
が無いです。
LEDから取り出しているのは、パルスが正極性だからです。電源が独立
しているのでVccを基準電位にしてしまうという裏業も考えられます。
追加回路が増えますが、LEDも便利なのでお勧めです。
ちなみに、ガイガーポットは絶対値処理をしているようなので極性はどっちで
もいいようです。
 下図の赤枠内が今回追加した部分です。LED点灯回路は前回追加した回
路です。

Out

Sl_geiger3
側面にプラグ端子を追加

 iPhone/iPadへは、4極の3.5mmピンジャックで接続します。
やや特殊ですが、千石とかマルツで売っています。あと4極端子付きの
ヘッドホンを分解してもいいでしょう。

4
○動作確認

Sl_1 Sl_2
左:検出パルス 右:出力信号

 そのままパルスをレベル調整しただけではダブルカウントすること
があるので、波形を鈍らせて防止しています

Sl_3
 上図は音声キャプチャーソフトで取り込んだものを、表示したものです。
取り込まれた波形には入力波形にはないアンダーシュートがあります。
これはiPad側のオーディオ入力の低域特性によるものです。

○ポケットガイガープロ

 アプリは、iGeigerやGeiger Botかポケットガイガープロが使えます。
それぞれ試してみたのですが、一番しっくり行ったのがポケットガイガー
プロだったので今はそれを使っています。iGeigerはiOS5上では落ちま
す。Geiger Botは平均時間が短いため、低線量では頻繁に0になりま
す。(その後の調べで単に信号レベルが低すぎるのが原因。Geiger Bot
向けに信号レベルを調整すれば多分使えます。)
 ポケットガイガープロは、本来ポケットガイガー用アプリなのでデフォ
ルト設定がそれようになっているのでuSv/hへの換算は毎回設定する
必要があります。CPMはそのまま読み取れます。
 変換計数=150 閾値26にしています。これで150cpm=1uSv/hに換算
されます。
 LOG機能もありますが、サーバーへのフィードバックが要求されます。
目的外の使用なので、あまりこの方法が広まると問題があるかもしれ
ません。

Img_0059

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