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2015年11月 8日 (日)

長中短波用アンテナ 303WA-2を導入した

 ICF-SW7600GRを修理して、しばらく使っていましたが、部屋の外だと結構良く入ることがわかりました。そこで外部アンテナを探すことに。簡単なのは普通にワイヤを張っただけのものですが、部屋に引き込むとその部分でノイズを拾いあまりよくないことはわかっていました。今までそれで諦めていたので。

 まずはSONYのBCL専用のオプションでAN-12というアクティブアンテナがありそれを調べたのですが、なんと最近生産終了してしまったようでもう新品は購入できないことが判明しました。そんなことで他のを調べると、安価で評判が良いのがこのApexRadioの303WA-2という垂直アンテナです。アンプの無いパッシブタイプで強電界地域でも混変調に強いとのこと。

 エレメント長も1.8mでベランダでもあまり目立たず、設置するにはうってつけの様でした。結構人気なのかわかりませんが、楽天の直営サイトでは入荷待ち、Amazonでは残り3個ということで少し高めでしたがAmazonで購入。二日程で届きました。その後Amazonみたら売り切れで入荷未定になってたのでタイミングよかったかな。

 早速設置。最初BSアンテナ用のポールの頭が少し余っていたので、そこに相乗りする形で設置しました。しかしこれだと上端が3階に届いてしまうので最終的には専用のベランダ取り付け金具で少し下の位置で固定しました。

303wa2


 ラジオとの接続はBNC-3.5mmモノラルJに変換する必要がありますが、まずは事前に自作したものを使用しました。

 結果短波帯は雲泥の差で室内ではまったく聞こえないのに、このアンテナを接続すると大量に聞こえます。ラジオ日経も地元局並み(実際送信所千葉なので地元ですが...)に入るし、近隣諸国の短波局もガンガンに聞こえました。やっぱアンテナですね。

 一方で一応スペックでは対応している長中波帯はかなり弱く、地元局以外ほとんど聞こえません。ミズホのループアンテナのほうが断然高感度でした。これは住宅にはさまれた2Fのベランダという設置場所もあり、アンテナの性能を出し切れてないのかもしれません。
 FM帯は対応してないはずですが、使ってみると結構良く受かります。近くにNHK千葉とBayFMの送信所があり、そのままつなぐとラジオが過入力になるようで混変調でところどころに亡霊が出たり、音が歪んでマトモに聴けません。
よってアッテネータが必要とわかりました。SW7600GRも本体ATTはあるのですが、毎回絞るのも面倒なので。
 ApexRadioではオプションで可変ATT付きの変換プラグ 35BNC-AT2 も販売していますが品切れですぐには入手できないようです。そこで自作することにしました。
 たまたまネット見てたら35BNC-AT2の内部を写した画像を掲載しているページがありそれを参考にしました。まあ値段を考えると予想通りの回路でした。材料費は600円位でしょうかね。
 なお、細かいこというとこの回路インピーダンスマッチングを全く考慮してないのです。しかしアンテナも50Ωにきっちりマッチングとってるわけではないようだし、ラジオも50Ωだともちゃんと書いてないので、まあ受信用であり、結果オーライでいいのだと思います。これでも機能は十分で、いい感じに減衰してくれます。
 この回路はL型回路なので双方向ではないので注意が必要です。方向性があるので、ピンプラグ側から入力はできません。オーディオの音量調整と同じ回路です。 可変抵抗は100Ω 1kΩを使います。材料は秋月電子と千石で全部そろいました。 あとSW7600GRから出ている、直流分をカットする0.1uFのコンデンサを入れています。
(その後、100Ωから1kΩに変更しました。)

 ちなみにSW7600GRのアンテナ端子から出ている電圧は、電流制限抵抗が入っているのでショートしても本体は壊れはしないと思いますが、電池駆動では電池の減りが早くなるかもしれません。

Att_for_radio
注:VRは現在は1kΩBで使用

 これでSW・FMといろいろ聴けて楽しめそうです。MWは今までどおりミズホのUZ-77改を使うことにします。

Img_0621ss
自作したアッテネータ付き変換プラグの中

76005

 追記:
 ICF-SW7600GRのサービスマニュアルがあったので眺めているのですが、アンテナ回路はロッドアンテナに繋がっていたものを、そのままピンジャックへ切り替えて出しているだけなので入力インピーダンスはハイインピーダンスだと思います。さらに外部入力時は、ジャック連動スイッチで中波帯のトラップが追加されます。BC帯は大出力局が多いのでその対策でしょうか。よってマッチングはあまり気にしても仕方がないようです。

 AMアンテナ端子となってますが、回路はFMのRFアンプに繋がってるのでFM放送受信時も生きています。どうも端子に接続するSONYのアンテナがAM用なのでそういう表記にしているだけな気がします。

 長波中波帯はその帯域を減衰させるようなフィルタが入っていますが、生きては居ます。ただかなり減衰させられています。
外部アンテナ端子をはずすと内部のバーアンテナ+アンプ側が動作します。

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追記2 ApexRadioのプリセレクタ 530APを導入 2017年3月19日

 303WA-2と組み合わせて使うことを想定して発売されている、プリセレクタ530APを入手しました。5バンド切り替えで、500kHzから30MHzまでカバーする同調回路+RFアンプです。
 使用感はいい感じに動作します。ただラジオにSメータがないと同調点はわかりにくいです。この機器が悪いわけではないですが。35BNC-AT2など使っていれば、絞った状態で同調をとるといいでしょう。
 SWを切ると自動でスルーになるので、アンテナだけの状態と比較することも簡単です。

 ねじを外すと内部が見れます。空中配線のみで作られ、手作り感満載という感じです。 部品数はそれほど多くありませんが組み立ては大変そうです。これは人が組み立てるしかないので、コストの多くは人件費ということになるでしょう。構成部品で高そうなのはケースですかね。

530ap2

 回路も確認しました。リードコイルとバリキャップで並列共振回路を構成しています。
アンプは2SK241使ったソース接地回路に2SC1675のバッファという構成です。
バリキャップはTO92形状の2コ入りみたいですが、捺印からはメーカー不明でした。
定数も確認していますが、販売中製品でもありここでは非公開とします。
 リードコイルはかなり小さいです。もっと高性能のコイルを期待してましたが意外でした。でもよく考えるといたずらにQの高いコイルを使うと、同調がシビアになるので、機能のバランス的にいいのかもしれません。

530apb

 最初回路図まで起こす気はありませんでしたが、不具合対策で中をみていたら壊してしまい、回路を起こさざるえなくなりました。普通は修理に出すのでしょうが。
 不具合は、たまにガリガリ音とともに同調が不安定になることがあるというものでした。どこか配線が不良なのかと、中開けて触ってたら電源が入らなくなりました。どうもどこかショートさせてLEDを壊したようです。アンプと直列にLEDが入ってるので、何かで消費電力が増えるとLEDが死ぬ仕組みです。
 LEDを手持ちのものと交換して組み立てなおしたら、最初の不具合もなくなってました。特にはんだ不良もなかったので何だったのか不明です。

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