ポータブルマルチミキサー AT-PMX5P 購入
最近購入した、簡易Audioミキサー オーディオテクニカのAT-PMX5P 設計が
15年くらい前からあるロングランな製品なんで、PC接続してオーディオインター
フェースとしても使えるような今時の機能もなくシンプルな製品です。
本来は普通にシンプルなミキサーとして使うことが多いようです。
15年くらい前からあるロングランな製品なんで、PC接続してオーディオインター
フェースとしても使えるような今時の機能もなくシンプルな製品です。
本来は普通にシンプルなミキサーとして使うことが多いようです。
モノラル4ch,,ステレオライン1chの入力で、ライン以外はパンポット調整できるので
2ch使えばステレオ入力可能です。よってステレオ信号で最大3chのミキサーとし
ても使えます。
ても使えます。
で何に使うのがといえば、ノートパソやスマホのヘッドホン端子からアンプに入
れるためのインターフェース用メインです。
携帯機器のヘッドホン端子は、内部で使える電源電圧が低いこともあり、電圧レベル
が低いものが多く、最大レベル付近まであげないとラインレベルに達しないことが
多いです。でその状態でヘッドホンに戻すと大音量でなることになるので、できれ
れるためのインターフェース用メインです。
携帯機器のヘッドホン端子は、内部で使える電源電圧が低いこともあり、電圧レベル
が低いものが多く、最大レベル付近まであげないとラインレベルに達しないことが
多いです。でその状態でヘッドホンに戻すと大音量でなることになるので、できれ
ば普通に聞くレベルで取り込めると便利です。
このミキサーを使うといいところは、各チャンネルのゲインがトリムで調整可能な点
です。これにより、マイクレベルからラインレベルの信号を適正レベルに調整でき
ます。よってヘッドホン端子からの取り込みのような低めで不定なレベルの信号を入れる
このミキサーを使うといいところは、各チャンネルのゲインがトリムで調整可能な点
です。これにより、マイクレベルからラインレベルの信号を適正レベルに調整でき
ます。よってヘッドホン端子からの取り込みのような低めで不定なレベルの信号を入れる
には便利なのです。
この製品、ヘッドホン端子がついているのですが、オマケでつけたんじゃないかと
思う程ホワイトノイズがひどいです。ミキシング時の音声確認なら我慢できるのかも
と思いますが、オーディオ用としてはかなりきついです。ヘッドホンの効率やインピ
ーダンスによってノイズの印象はかわるとは思いますが。
そんなわけで、さっそく中身を開封してみました。なおこれやるとメーカ保障は受け
られません。
中は値段相応といいましょうか、特にオーディオ用とも思えない普通の部品
が使われています。
OPAMPは新日本無線製のNJM4580がすべて使われています。安価なオー
ディオ用OPAMPです。問題のヘッドホンアンプは、写真下側の石で同じく
新日本無線のNJM2073が使われてます。この石はオーディオアンプ用として
設計されていますが、ヘッドホンアンプとして使うとホワイトノイズが多いようです。
ICの内部ゲインを下げられないというのが一因な気がしますが、直すにはICを
変えるしかないです。
ちなみに、同じくオーディオテクニカ製のHPA、AT-HA2もこのICが使われてい
て、ホワイトノイズが多いというレビューを散見します。
OPAMP+バッファーでも結構高性能な特性が得られるので、なんでわざわざ
このICを使い続けてるのか不思議ではあります。
ACアダプタ入力時の電圧は内部の三端子レギュレータで10Vに落とされ、さら
が使われています。
OPAMPは新日本無線製のNJM4580がすべて使われています。安価なオー
ディオ用OPAMPです。問題のヘッドホンアンプは、写真下側の石で同じく
新日本無線のNJM2073が使われてます。この石はオーディオアンプ用として
設計されていますが、ヘッドホンアンプとして使うとホワイトノイズが多いようです。
ICの内部ゲインを下げられないというのが一因な気がしますが、直すにはICを
変えるしかないです。
ちなみに、同じくオーディオテクニカ製のHPA、AT-HA2もこのICが使われてい
て、ホワイトノイズが多いというレビューを散見します。
OPAMP+バッファーでも結構高性能な特性が得られるので、なんでわざわざ
このICを使い続けてるのか不思議ではあります。
ACアダプタ入力時の電圧は内部の三端子レギュレータで10Vに落とされ、さら
に逆流防止ダイオードが直列に入ってるので、各ICへの供給電圧は9.3V程度と
なってます。また電池駆動時は電池の供給電圧がそのまま接続されます。
●改造
ヘッドホンアンプをそのまま入れ替えました。ヘッドホンボリューム以降を入れ
替えます。アンプは以前製作したことのある、マルツ電波扱いのリンクマン製の
キットLHPA-DIA_BUFFER KIT を使いました。OPAMP+BJTのダイヤモンドバッ
ファーという構成のHPAです。
このキットですが、単電源で仮想GNDを生成して動作させているので、ミキサ
ー内部に組み込むには若干問題があります。KITのGNDは仮想GNDなので、
電源をミキサーからもらうとGNDと仮想GNDの間に電源電圧の半分の電位差
があるので接続できません。今回はノイズに弱くなりますが、仮想GNDは接続
なってます。また電池駆動時は電池の供給電圧がそのまま接続されます。
●改造
ヘッドホンアンプをそのまま入れ替えました。ヘッドホンボリューム以降を入れ
替えます。アンプは以前製作したことのある、マルツ電波扱いのリンクマン製の
キットLHPA-DIA_BUFFER KIT を使いました。OPAMP+BJTのダイヤモンドバッ
ファーという構成のHPAです。
このキットですが、単電源で仮想GNDを生成して動作させているので、ミキサ
ー内部に組み込むには若干問題があります。KITのGNDは仮想GNDなので、
電源をミキサーからもらうとGNDと仮想GNDの間に電源電圧の半分の電位差
があるので接続できません。今回はノイズに弱くなりますが、仮想GNDは接続
しないで動作させます。キットに大容量の電解コンが電源に入ってるので、
実用上は問題なさげです。気になる場合は、電源を別にするか、負電圧を生
成すする方法も考えられますが、大掛かりになってしまいます。
組んでみると、付属のトランス式ACアダプタからの電源ハムがわずかに乗る
実用上は問題なさげです。気になる場合は、電源を別にするか、負電圧を生
成すする方法も考えられますが、大掛かりになってしまいます。
組んでみると、付属のトランス式ACアダプタからの電源ハムがわずかに乗る
筐体内部は下にかなりのスペースがあるので、ケースの足を3本
折れば内部に収まります。3本折ってもたぶん強度的には問題ない
折れば内部に収まります。3本折ってもたぶん強度的には問題ない
のではないかと思います。
元から乗っているNJM2073は邪魔なのでICをとりはずし、ヘッドホン
ジャックへのパターンをカットして殺します。
ヘッドホンジャックのGNDは仮想GND側につなぐので、コネクタの
GNDはパターンカットでミキサー基板のGNDから確実に切り離します。
入力はヘッドホンボリュームからとります。これで従来のアンプに
かわり、追加したアンプで動作します。
元から乗っているNJM2073は邪魔なのでICをとりはずし、ヘッドホン
ジャックへのパターンをカットして殺します。
ヘッドホンジャックのGNDは仮想GND側につなぐので、コネクタの
GNDはパターンカットでミキサー基板のGNDから確実に切り離します。
入力はヘッドホンボリュームからとります。これで従来のアンプに
かわり、追加したアンプで動作します。
●改造結果
音質は改善しました。オーディオ製品として聴けるレベルになった
感じです。ノイズはボリューム上げれば入りますが、これはHPAより
感じです。ノイズはボリューム上げれば入りますが、これはHPAより
前段のノイズなので致し方ないです。絞れば消えます。
電池でも動きますが、たぶん消費電力は増えてるので、仕様の時間
は持たなくなっています。
電池でも動きますが、たぶん消費電力は増えてるので、仕様の時間
は持たなくなっています。
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