新ラジオ TECSUN PL-880 購入
メインで使用している、SONYのICF-SW7600GRが遂にディスコンになってしまったので、現有品の負担を減らすべく新たに短波ラジオを購入しました。いわゆる中華ラジオといわれる製品。 その中でも性能がよいとされるTECSUN社のPL-880です。
実際使ってみて思うところを、レビューしたいと思います。
〇短波感度はICF-SW7600GRと同等程度です。
〇AM・FMも感度はいいと思います。
〇帯域幅切り替えができるので、音質重視か選択重視か電波状態により選べます。
〇SSBも受信できます。
〇同期検波も隠し機能でありますが、あまり性能は良くないです、取説に載せてないのはそのせいかもしれません。
〇音質は低音が伸びていて、筐体全体で振動する感じで音がよいです。ホームラジオに近い音質です。電波状態と送信音質が良いと短波を聞いているとは思えない時もあります。
〇同期検波も隠し機能でありますが、あまり性能は良くないです、取説に載せてないのはそのせいかもしれません。
〇音質は低音が伸びていて、筐体全体で振動する感じで音がよいです。ホームラジオに近い音質です。電波状態と送信音質が良いと短波を聞いているとは思えない時もあります。
〇チューニングダイヤルはやはり便利で使いやすいです。アナログ選局に近い感じで使えるます。この点は7600GRより優れています。、
〇チューニングメータは数値表示なので、若干わかりにくいです。無いよりはいいですが。
〇チューニングメータは数値表示なので、若干わかりにくいです。無いよりはいいですが。
〇外部アンテナ端子はLWとMWでは効かず、内臓バーアンテナ一択となります。
〇電池は18650という日本では一般店穂では売ってないLi-Ion電池を使います。通販では充電器含め買えるので、電池駆動メインの場合は充電器と予備電池を購入したほうが良いと思います。また付属品は2000mA/hのものですが、これより容量が大きくても問題ないようです。
回路は長中短波はトリプルスーパーのようです。従来のラジオと同様のディスクリート部品で構成したフロントエンドで周波数変換2段で10.7MHzに落とし、そこからはDSPでデジタル的に処理しているようです。このため帯域幅とか細かく設定できます。
回路は長中短波はトリプルスーパーのようです。従来のラジオと同様のディスクリート部品で構成したフロントエンドで周波数変換2段で10.7MHzに落とし、そこからはDSPでデジタル的に処理しているようです。このため帯域幅とか細かく設定できます。
●本体充電しながら使いたい場合はトランス式ACアダプタを
ラジオなのに何故か付属品のACアダプタはスイッチングレギュレータ方式のものが付いています。この種の電源は、100kHz前後でスイッチングしていますので、厳重なフィルタでも使わない限り、中短波帯には漏れ出した高調波がもろに被ります。このためACアダプタを本体につなぐと、FM以外はノイズが酷くてまともに使えません。(コモンモードノイズのほうが問題のようです。)いくつか別の同種のアダプタも試しましたが似たようなものでした。
使うときは充電しなければいいじゃないということなんでしょうね。
充電しながら使いたい場合は、付属のACアダプタは使わず、トランス式のACアダプタを別に準備するといいです。仕様は5V安定回路入り、miniUSB端子のアダプタで出力は300mA以上となります。ただ端子がminiUSBのアダプタなど存在しないとおもうので、DCジャックからminiUSBへの変換プラグは自作することになります。これがあると使いながら充電できるので、追加電池や充電器などなくても運用できます。
早速使えそうなACアダプタを探したところ、マルツオンラインで販売している、パトス製DK050-Rを見つけました。このアダプタは2.1mmDCプラグがついています。通販で購入する場合は、これに合う中継ジャックをついでに購入しておくといいです。実際入手しましたが、若干形状が大きい印象でしたが問題なく使えました。
ほか手持ちのラジオである、SONYのRZ-R250TVに付属のACアダプタも5V出力で使えます。しかし、購入は補修部品扱いで入手するしかないようですので、表記ラジオ持ってない人に販売してくれるかはわかりません。 業者経由で購入できるみたいです。型番:AC-ET507K 先のDK050-Rより少し小型です。(でも値段が少し高い) こちらのプラグは、極性統一DCプラグ#2です。
ほか手持ちのラジオである、SONYのRZ-R250TVに付属のACアダプタも5V出力で使えます。しかし、購入は補修部品扱いで入手するしかないようですので、
上記以外もあるかもしれませんが、必ず定電圧回路入りを使う必要があります。無いものを使うと過電圧で本体を壊す恐れがあります。
ところで定電圧回路は、3端子レギュレータを使えば数点の部品でできます。よって自分で定電圧回路を作ることで6-12V位のアダプタも流用ができます。私も手持ちに9V 300mAの小型のトランス式ACアダプタがあったので、定電圧回路を外付けで作成して持ち運び用のACアダプタにしました。
TAKACHIのMB-S1ケースに三端子レギュレータによる5Vレギュレータを組み込みました。三端子レギュレータは標準の7805でもいいですが、低飽和電圧タイプだと入力電圧が低くても動作するので良いです。今回はロームのBA05CC0Tを使いました。
元のACアダプタもそのまま使えるよう、入力2.1mmDCプラグ、出力極性統一プラグ#2にしています。こうすると6-12V位のアダプタから5Vの極性統一プラグにできて、ほかの5Vの製品も動作可能です。少し電圧低いですが、6VのICF-SW7600GRもこれで動きます。まあNiNH電池でも動くので問題はないはずです。
miniUSB端子への変換は、市販品または不要な手持ちのケーブルを切断して使います。
最近はmicroUSBが多いですが、一昔前はminiUSBも多かったので、ケーブルが余っていることがあるかもしれません。
最近はmicroUSBが多いですが、一昔前はminiUSBも多かったので、ケーブルが余っていることがあるかもしれません。
作り方は、被膜を剥ぐと現われる4本のケーブルのうち、赤をプラス端子、黒をマイナス端子に接続して作ります。白と緑は接触しないように根元でカットします。万が一逆接すると本体を壊す恐れがあるので十分注意が必要です。できればテスターをもちいて確認しなが作業しましょう。
写真にように、実際作って使ってますが、こちらの環境では充電しながらでも殆どのノイズは増えず通常どおり使えています。
またこの電源アダプタは、他の機器でも使えます。録音用のICレコーダも電源がminiUSBでしたので、ICレコーダ側からのノイズ流入にも対処できています。
またこの電源アダプタは、他の機器でも使えます。録音用のICレコーダも電源がminiUSBでしたので、ICレコーダ側からのノイズ流入にも対処できています。
ところで設置場所の電源環境によっては、コンセント自体からのノイズが多い場合があり、この場合は上記アダプタ使ってもノイズが入ります。このときは諦めて電池駆動で使うか、電源用のノイズフィルタを検討するといいでしょう。
私が購入した製品は、起動時に音がでなかったり、電池動作だと音量が途中であがらなくなる不具合があります。(さすがに仕様ではないと思うのですが....。)しかも販売会社に問い合わせしたものの、香港の会社らしく、返信もない状況です。
それ以外は問題なさそうなんで、最悪このまま使おうかと思ってますが。
性能はかなりいいんですが、最後はやはり品質(管理)のほうに不安があります。
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