8/20日のメンテ後のスカパープレミアムサービスの録画ファイルサイズ減少について
2019年8月20日深夜、スカパープレミアムサービスのメンテナンス休止がありましたが、この日はわざわざメールで録画予約が失敗する恐れがあるので注意する旨の案内がされてました。このような場合は、トランスポンダの移動等大きな変更が予想されるので注視していましたが、結果録画したデータの大幅減少があり画質の低下を心配しました。VBRなので、ファイルサイズは映像の状態で結構かわりますが、24分番組で900MB位だったのが600MB位に落とされています。
画面上は普通のTVでは、それほどの画質低下はわかりませが、並べてみれば多少は差がわかるかもしれません。
早速録画データをBD経由でPCにコピーして、もう少し詳しい状況を確認してみました。
〇無効データが削減された?
録画したm2tsデータをTMPGEnc MPEG Smart Rendererで編集すると、メンテ前はファイルサイズが減り、結構な量の映像音声とは無関係のデータが含まれていると考えられました。しかしメンテ後は、ファイルサイズは殆ど減らなくなったので、ほぼ映像音声のデータのみになったようです。
よって、実際のビットレートの削減幅は、録画ファイルのへりかたよりは大きくはないことはわかりました。
〇フォーマットプロファイルの変更
MPEG4のプロファイル・レベルが Main Profile Level4からHigh Profile Level4に変更されました。
TMPGEnc MPEG Smart Rendererで表示できる 「映像情報」から補足情報を見ると以下の様にパラメータが変更されていました。
MainプロファイルからHighプロファイルへの変更を反映しています。
圧縮効率をあげて画質の劣化を抑えつつビットレートを抑えているようです。
メンテ前:Main@L4 メンテ後:High@L4
詳細不明ですが、1トラポンあたりのch数を増やして、4K放送用にトランスポンダを空けたかったのかもしれません。
〇具体的な変化
同一プログラムが録画できたものを、ビットレートビューアで確認してみました。なお、元々同一内容でも放送回ごとにそのときの他チャンネルの状況次第でファイルサイズは異なるので単純比較はできないことを留意ください。。
まず、TMSRでの編集前後のTSデータでは、メンテ前はファイルサイズはかなり減りますが、メンテ後は殆ど変化がありません。これはヌルデータがなくなってることを示していると思われます。プロファイル変更に依るものか動きが無かったり、暗めの画像が多いとかなりファイルサイズが小さくなってます。肝心の画質ですが、差はあまりよくわかりません。
添付は、録画データのあったAT-Xでの例です。()内はもとの録画データのサイズ
ファイルサイズが小さくなって、録画データそのまま保存にはよくなったかもしれません。
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コメント
あくまで主観ですが、
この記事のメンテの前に、BDRにダビングしたものと、
同シリーズのメンテ後にダビングしたものとでは、
画質が劣化したと思いました。
それで、ネットで検索してみたところ、こちらの記事を拝見した所です。
19年の7月末から、アンテナを外さなければならなかったので、
契約を全部切って居て、20年の1月に再加入したのですが、
契約解除のせいで、シリーズの途中で録画出来なくなってしまった作品の、
再放送が在ったので、LAN録をしてBDRに焼いて、見てみたら、
「あれ?」と思いました。
「CyberLink PowerDVD 14」での再生ですが、
ビットレートを見てみると、以前にダビングしておいたものより、
明らかに低くなっていて、当然ファイルサイズも小さくなっていて、
何事かと思って、ネットで検索してみた次第です。
こちらの記事のおかげで、
「契約していない間にそんな事になっていたとは」と、
理解できました。
こういった記事を書かれている人は少ないので、
たまにで良いので、
調べ続けて、書き続けて、残して頂けると嬉しく思います。
投稿: FK | 2020年3月27日 (金) 19時48分